差別やハラスメントの話を耳にすると居心地が悪くなり、つい反論したくなる……。なぜ私たちは、マイノリティの声に過剰に反応してしまうのか。男性学や加害者臨床を専門とする著者が、〈うろたえ〉と〈抵抗〉の感覚を頼りにマジョリティの立場から自分自身を問い直し、他罰でも自罰でもなく、目の前の相手に誠実に応答するための道を探る。
著者プロフィール
西井 開
(にしい かい)
1989年、大阪府生まれ。一般社団法人UNLEARN理事。立教大学大学院社会デザイン研究科特任准教授。専門は臨床社会学、男性・マジョリティ研究。臨床心理士。男性を対象とした臨床実践に携わりながら、ミクロな視点からジェンダー問題に取り組む。現在のテーマはDV・ハラスメント領域での加害者臨床。著書に『「非モテ」からはじめる男性学』(集英社)、『転落男性論――孤立、暴力、ホモソーシャル』(金剛出版)がある。
